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ここに三日はなかなかスポーツ・ニュースも花盛り。 一番驚いたのが、イングランド代表監督のカペッロの辞任だろう。まさかユーロ本戦が今年の夏に開催されるというこのタイミングで代表監督の座を投げ出すとは思わなかった。理由は当人が明らかにはしていないが、直前にイングランド・フットボール協会(FA)が突如決めた、チェルシーのテリーから代表キャプテンの剥奪決定だろう。協会は役員で決めた内容をカペッロに伝えたようだが、事後承諾ということでカペッロとしては自分の頭ごなしにグラウンドの仕事に口を出されたという怒りがあったのだろう。しかしながら、いずれにしろユーロが終われば監督の座を降りると決まっているのだから、ここはこらえて最後までやるとい選択肢を捨てたというカペッロもすごいな。 FAとしても何かと問題のあるテリーのキャプテンには困っていたのだろう。W杯の前は不倫だし、今度は人種差別問題だ。FAの予想外の出来事と言えば、その人種問題の裁判が本来であればこの3月にも予定されていたのが、ユーロ後の7月末へ延期されたことであろう。つまり宙ぶらりんの状態のテリーがキャプテンを務め、直後に有罪判決が出るとFAとしても顔を潰されるという危惧は良く判る。疑わしきは被告の利益というのは事実ではあるが、基礎されている人間をイングランドの代表キャプテンとするのが決して素直には受け取れないのもまた事実だろう。 基本的にはW杯もそうだがイングランドのキャプテンを勤めるべき選手が居ないのもそうだし、若返りを図らなかったのも失敗の原因だろう。W杯前後ではファーディナンドが怪我がちでキャプテン失格になり、頼みのジェラードも同様。ランパードは完全に調子を失しているし、期待のルーニーは出場停止。 下馬評ではスコット・パーカーの名前が挙がっているが、ここ一年くらいしか代表歴が無く多分カペッロもキャプテンを任せきれなかったような気もする。代表監督が代わればパーカーの今の調子も含めて可能性は大だろう。監督候補としての下馬評も高いレッドナップになればまたパーカーは更に起用されやすいだろうが、一方では身内びいきのそしりを逃れようとしてレッドナップが監督の場合は違う人間、例えばジョー・ハート当たりを起用するかもしれない。レッドナップも脱税の裁判が終わり無罪になったので、大ひょう監督の座に付くには最も良いタイミングだろう。今季のプレミアとの兼任で良いような気がする。 そしてどうせ此れだけごたごたが続くイングランド代表だから、結果は問わずに一気に代表の若返りを図り、DF陣の要は一気にテリーとファーディナンドを外し、ランパードやジェラードも同様だ。若手の積極的起用で、次回のW杯狙いだ。 與那覇潤 「中国化する日本」 (文藝春秋、2011/11) 浜田文人 「若頭補佐白岩光義 北へ」 (幻冬舎文庫、2012/02) |
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