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昨日は人間対コンピューターの将棋対決第三弾。と言っていいのかどうか良く判らないが、2007年の渡辺竜王、昨年の清水女流、そして今年が引退した米長という順だ。 ソフトの改良・進化が進む一方でプロ側が負けてもその傷を最小限に抑えようとする意図が強いのか渡辺竜王以来は対戦相手に不満が残る。今回の米長にしろ既に引退して将棋をロクに指してはいない人間であり、今やプロ級と言われボナンザの連合軍であるボンクラーズにまともに勝てるはずが無い。 結果は順当にボンクラーズの勝利である。ソフトは過去のプロの指し手DBを利用しているので、その裏をかこうとする非常識手順で後手番米長が第二手出した手は△6二王で実践例の無い展開に持ち込み序盤はかなり優勢を保っていたようだが、中盤以降、ある程度陣形が整ってくるとそこからはボンクラーズの一直線の寄せ。 昨日の結果も新聞等では大きく報じられているようだが、花相撲の域を出ないものでボンクラーズにとって決して名誉な勝利ではないように思える。来年はプロ棋士5名を出すと言っているので、そこからが本当のプロ対コンピューター将棋の戦いであろう。 昨日の収穫は、先日読んだ「任侠病院」の前作というかこの「任侠シリーズ」の最初の作品である「とせい」。第二作の「任侠学園」は読んでいるのだが、そもそもの作品を読んでいないのは失礼だろうということでこの機に購入したもの。面白さの原点がそこにあった感じだ。 そしてもう一点は「放射線医が語る 被ばくと発がんの真実の真実」だ。原発報道がひと段落したところで冷静に放射線の影響を勉強しなおすという感じだ。既にこれだけの放射性物質が拡散している現状からすると放射線は微量でも「絶対悪」という議論では進まないものが多々あるはずであり、恐れることも大事だがその環境のなかでリスクを管理してどうやって生きていくのか考えることも必要とは思う。 今野 敏 「とせい」(中公文庫、2007/10) 中川恵一 「放射線医が語る 被ばくと発がんの真実の真実」(KK新書、2012/01) |
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